第85号 法政大学理系同窓会報を5回に渡り,毎週月曜日に公開していきます.
研究室紹介 情報科学部特集
廣津研究室 廣津登志夫教授
廣津研究室では「ネットワーク構築やそれに付随するセキュリティ」をメインテーマに据えながら,センサ処理や画像処理など幅広い分野での研究が行われています。これは本研究室において配属後、各自の研究テーマを模索・調査することから始まるためです。論文を多数読み進めていく中で、自身の真に興味のある分野や、その中で解決されていない課題を明確にしていきます。この過程で研究内容が多岐に派生しています。
週に2度行われる進捗報告の場では、各自の研究成果を相互に議論することにより、自身の研究ではない分野についての知識も深まります。ここでは教授の知見の広さがどの分野においても発揮されており心強い反面、鋭い指摘があるため気が抜けません。学生はこうした議論を幾度も経験し、目的や手法を何度も見直していく中で、論理的な思考能力を培っています。研究には苦労も多いですが、一年間充実した研究生活を送っています。
(修士2年 太田麗二郎)
音楽データ処理・ゲーム制作・数式 処理システム研究室 雪田修一教授
雪田研究室の研究テーマは3本立てです。一つ目は「解の構造や計算量が指定された数学問題の自動生成」、数学の問題は解くよりも問題作成の方が遥かに難しく楽しい、そして創造的です。それを数式処理システム上で行います。
二つ目は「音楽データ処理(Kinectセンサーを連携させたアプリ開発)と自動編曲システムの開発」に取り組んでいます。楽曲のジャンルを超越した楽しみが期待できます。
三つ目は「Kinectセンサーを用いたネットワークアクションゲーム開発」、他の研究室ではキャリブレーションをテーマに取り組んでいるところが多いですが、本研究室ではデータ通信のリアルタイム化や高齢者や幼児向けゲーム、動体検知の手法などを題材にしています。
このように多様なテーマを研究できるのも、様々な学問領域に対し広い視野と専門知識を持つ雪田先生ならではです。
ゼミは週一回ですが毎日、時間帯はズレますが、必ず全員が在室し、大いに賑わっています。それぞれ研究テーマも違いますが、互いに良い刺激を与え合い、日々研究に励んでいます。
(4年 森 優貴)
オール法政 新年を祝う会
去る1月26日(日)日本一の宴会場の広さを誇るお台場のホテルグランパシフィックで昨年の全国卒業生の集い埼玉大会を彷彿させるかの如くの人数約1000人が集まりました。毎年恒例のため、挨拶回りを一度に済ませる事が出来る便利な集まりでもあります。
今年の2014年は法政大学にとって新しい事が次々に続きます。田中優子新総長の就任(六大学初の女性総長)、一般社団法人法政大学校友会の発足などが予定されています。
パネルディスカッションとして、スポーツ健康学部から山本浩学部長、陸上の苅部俊二先生、ボクシングの泉重樹先生、サッカーの清雲栄純先生をお招きしました。お話はそれぞれの分野での裏話を含めて楽しい内容でした。
今年の新年を祝う会は、少し今までと趣を変え現役の学生達に活躍してもらいました。応援団のリーダーは毎年恒例ですが、司会の二人やニューオレンジスウィングオーケストラ、交響楽団、応援団吹奏楽部の3つの団体など現役学生が中心に会が進められました。素敵な演奏を聞きながらの懇親は気持ちを大らかにさせてくれました。
個人的にも、卒業以来会っていなかった後輩から突然声を掛けられて、顔には覚えがあるが、先輩だったか、後輩だったか?一瞬、我を忘れました。話をしているうちに、思い出して……(後輩で安心しました)。
いつまで経っても結び付きがあるのも大学の良いところです。さて、来年は誰と会えるのか、今からのお楽しみです。
細淵 祐二(機86)
集え! 福井の地に!—第22 回 法政大学全国卒業生の集い—
第22回 法政大学全国卒業生の集い 福井大会は下記の日程で開催されます 2014年11月21日(金)~ 23日(日)