第84号 法政大学理系同窓会報を8回に渡り,毎週月曜日に公開していきます.
建築同窓会
● 市ヶ谷キャンパス、55/58年館が解体の危機に!
市ヶ谷キャンパスの55年館、58年館を解体して建て替える計画が進んでいること を、皆様ご存知でしょうか?
55/58年館は、近代建築史に残る名建築であるだけでなく、50年以上にわたって学 生に親しまれ、法政大学卒業生のアイデンティティーの象徴です。これを取り壊すこ とにより失われるものはあまりにも大きいのではないでしょうか。
法政大学卒業生の皆様、建物と共に、共通の思い出も失ってしまうことについて真 剣に考えてみませんか。
デザイン工学部建築学科は、解体ではなくリノベーションで再生するよう提案を行 い、その後具体的な再生案の提示もされています。
適切な改修を行うことにより、耐震性能を確保しつつ、設備を刷新し、使い勝手を改善 して、新築に劣らない快適でデザイン性に優れた建物に生まれ変わることが出来ます。
卒業生有志が作った「法政大学55/58年館の再生を望む会」のホームページでは、 この再生案と共に、55/58年館に関する様々な情報を載せています。是非一度アクセス してみて下さい。
http://www.55-58saisei.sakura.ne.jp/
経営同窓会
2012年3月24日経営システム工学科の学位授与式において、林会長が優秀学生に「同 窓会賞」と記念品を授与しました。卒業生72名を、新たに新会員として迎えることが出来ました。
経営工学科同窓会の今後を検討するために、役員の任期を1年延ばした最後の年と しての定例総会・理事会・懇親会が2012年6月16日小金井キャンパスで行われまし た。新三役と107名の理事、11名の相談役、理系同窓会役員6名が選出されました。事 務局はOB専任教員から、院生の事務局員へと新しい体制に生まれ変わりました。総 会後は、浦谷教授をお招きし懇親会を行い旧交を温めました。参加者は65名でした。
今後は、研究室ごとに事務局のローテイション体制が確立されていくことが課題です。 恒例となったゼミ対抗「同窓会杯」争奪スポーツ大会が、10月に行われました。総 合優勝は江崎ゼミでした。学生支援の一環として同窓会が財政的援助を行っています。
十数年前から、ゼミ長による会議(ゼミ長会議)を設け、卒業祝賀会の計画・運営・ スポーツ大会・同窓会費の代理徴収を行っています。同窓会は、これらの活動にも財 政的援助を行っています。
高木督夫先生が、2012年12月8日に逝去されました。享年90歳でした。謹んでご冥 福をお祈り申し上げます。 合唱
井戸正敏(建65)
システム制御同窓会
● システム制御(旧計測制御)OB会 開 催される
今年のシステム制御(旧計測制御)および大学院OB会は、小金井祭と同じ、ホー カミングデー(11月3日)内で開催されました。今回は、メインゲストである計測制 御卒 卒後30年(1982年)の方2名をはじめ、その他多くの卒年の方々(システム制 御卒の大学院生も含む)、システム制御の先生方に参加して頂きました。
システム制御卒の大学院生も今年で大半が修了してしまうため、若干寂しくなる気 もしますがまた、来年も同じ時期に行う予定です。
小林一行(シ89)
物質化学同窓会
工学部物質化学科は1993年の創立から今年度20周年を迎えました。これを祝うべく 昨年12月2日(日)に、「物質化学科・環境応用化学科創立20周年記念祝賀会」が市ヶ 谷キャンパス・ボアソナードタワー26階のスカイホールにて執り行われました。
特別講演会では、今年度ご退官されます西海秀雄教授より、『物質化学科・環境応 用化学科45年の歩み』と題し、学科新設前の取り組みから現在に至るまでの長い歴史 についてご講演いただきました。
また、独立行政法人 科学技術振興機構顧問 北澤 宏一様より、『エネルギーの 未来を化学から考える』と題し、今後のエネルギー関連の展望についてご講演いただ きました。北澤様は「福島原発事故独立検証委員会 委員長」という役職もお務めで あり、日本経済の歴史を踏まえながら今回の原発事故と今後についてわかり易くご講 演くださいました。
講演会後は祝賀会が行われ、卒業生と現役学生や教員の皆様は昔話に花を咲かせて おりました。卒業生も50名近く参加し、大変賑やかな会となり、盛大のうちに閉会と なりました。今後も卒業生と現役生とがふれあえる機会を積極的に設けたいと思います。
向谷地雅人(物02)