法政大学工学部同窓会
 
2023年3月28日(火曜日)
第25号 工体連会報1/4(2009年9月15日) 印刷 Eメール

第25号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.

『法政大学総長 御挨拶』

1980年に工学部体育連合会のOB組織として設立された工体連OB会は、来年で30周年を迎えることとなりますが、今日に至るまでには役員並びに会員の方々の並々ならぬご苦労があったことと思われ、心より敬意を表する次第であります。
 これまで本学は、21世紀社会の新たなる人材育成の要請に応えるため、さまざまな改革に着手して参りました。
 とりわけ理系学部におきましては、2000年に「情報科学部」を新設、2007年には建築学科、都市環境デザイン学科、システムデザイン学科が「デザイン工学部」へ、また2008年には工学部が「理工学部」と「生命科学部」へと改組いたしました。
 お蔭様をもちまして改革が軌道に乗り、順調な成果を上げておりますのも、ひとえに工体連OB会をはじめとする卒業生の皆様のお力添えの賜物です。
 大学においては、教育や研究、社会への貢献はもちろんですが、文武両道のもとスポーツの普及と振興もまた、忘れてはならない重要な使命の一つであります。
 わたし自身も学生の頃はワンダーフォーゲルに汗を流し、本学に教員として奉職してからも、水泳部の顧問をはじめ教職員テニス大会やゼミのスキー合宿などを通じて、さまざまなスポーツに親しんで参りました。
 建学より本学における歴史や伝統の醸成には、常日頃の地道な練習はもとより、各種大会を通じた学生団体によるスポーツ活動が大きく寄与してきたことは言うまでもありません。
 また、大学時代、懸命にスポーツに打ち込んだ経験は、社会に出てからも、自らが一つのことを最後までやり遂げたのだという一生の自信となり、学生の人格形成の面においても大変に有益であります。
 政府の教育再生懇談会において、「『スポーツ立国』ニッポン」が検討テーマの一つとして掲げられていた事からも分かるように、これからの時代は大学に対しても従来とは異なるスポーツへの取り組みのあり方が問われると共に、本学におきましても、その役割はより一層重要なものとなっていくことでしょう。
 今後とも工体連OB会の益々のご発展を祈念いたしますとともに、本学並びに現役の学生に対し、暖かいご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。


惜別の水泳大会 ~水泳部 慣れ親しんだプールとのお別れ~


 過去周年記念などでOBが集まる機会はありましたが、開催時期が寒い時期のため、懇親会のみになっていました。今回は9月末に取り壊されるプールを偲んで、OB水泳大会を去年9月6日に開催しました。
 久々に学校、プールに来られたOBは最初に正門で驚き、グランドが無くなり、校舎になっていることに驚くなか、プールに着いた時に懐かしさを感じたと思います。参加OBには事前に出場種目をエントリーしてもらい、OBチームA,Bに分けOB水泳大会が始まりました。
 プールサイド全体に広がって昔からほとんど変わってない準備体操で体をほぐしながら始まりました。各年代毎にプールサイドに陣取り、思い出を語りながら試合に参加したり、応援したりして楽しみました。
 個人競技に加えてリレー競技では、大会当日に来ているOB同士でチームを組んで参加しました。泳ぎは、昔取った杵柄と感心してしまうOBと、本当に水泳部かと疑うほど溺れかけているOBと、泳ぎの差が非常に大きかった。しかし、速くても遅くても頑張っているOBにはプールサイドから大きな声援で水泳大会を盛り上げました。
 水泳大会が進み午後になると、子供連れで参加するOBや、遅れて駆けつけたOBも増え、大会が終了する頃には、懇親会のみ参加予定のOBもプールに集まりました。大会の最後に急遽全員参加のリレーを行い、5チームに分けて実施することになりました。参加人数が多いため、チーム分けで混乱しましたが、大いに盛り上がると共にプールへの惜別をしました。
 プールでの全体写真を撮影後に場所をマルチユースホールに移して懇親会を開催しました。懇親会には現役、OBを含めて100名以上が参加して水泳大会の表彰とOBと現役が昔話、現状のクラブの状況、今日の水泳大会の話題で花が咲きました。懇親会の最後には全員で輪になって校歌を斉唱して懇親会を閉めました。
 懇親会後は、昔を懐かしむように東小金井の夜に消えていき、さらなる親睦を深めました。 (水泳部 佐野嘉之)

 
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