第52号 機械工学科同窓会報 機械工学科同窓会報を4回に渡り,毎週水曜日に公開していきます.
就職関連ニュース
今年度の就職活動については、3月11日の大震災に大きく影響されたことがまずあげられます。多くの企業が、6月まで採用活動を延期しました。しかし、従来通り4月からの企業も多く、学生にとっては第一希望の企業と、とりあえず内定をもらいたい企業との内定時期の違いの結果、内定の承諾の可否について大いに迷うなど、大変困難な就職活動となりました。また、採用人数を大幅に減らしたり、採用活動を取りやめる企業も出て、希望の変更を余儀なくされた学生もおりました。
企業からの推薦希望に対応する学校推薦についてですが、機械工学科と機械工学専攻の2012年3月卒業、修了者に対する学校推薦の推薦依頼企業数は、2011年2月28日の時点で、112社となっていますが、推薦指定人数が1人という企業も多く、また、どちらかといえば学部生を望む企業や学部生限定とする企業もあり、大学院生に対する推薦指定が一時期より減少し、学部生にシフトしているように感じられます。また、学校推薦で採用試験を受験した学生の合格率が年々下がっており、企業側がより厳しい選考を行っていることがうかがわれます。学生の方も学校推薦を希望しないで、自由応募のみで多くの企業を受験するという傾向が顕著になっています。
昨年度2011年3月卒業の就職者数は82名でした。業種別では、従来通り製造業が半数以上であり、さらにその中では自動車を含む輸送機器の製造業が最も多くなっています。
大学院進学者数について見てみると、2010年3月卒業者130名のうち52名(40%)が大学院に進学し、2011年3月卒業者156名中61名(39%)が進学となっており、率は僅かに減少していますが、実数は増加しました。一方、2012年3月卒業予定者134名中の大学院進学予定者は 34名(25%)です。実数についても率についても大幅に減少しています。これには理由があり、今年度の4年生からほとんどが理工学部の学生となっており、機械工学科4年生134名は、工学部学生(9名)と理工学部機械工学専修の学生(104名)と航空操縦学専修の学生(21名)から構成されています。したがって、理工学部機械工学専修の学生について見れば、34名の進学予定者は33%となり、率については昨年度より4ポイントだけ低下したことになります。しかし、大学院生が大学の研究活動の大きな担い手であることを考えれば、より増加するように研究環境の充実や適切な指導が必要であると考えられます。
理事会報告
第67回理事会が、10月24日(月)法政大学小金井キャンパスにおいて開催されました。
議 題
1.2010年度活動報告
1)機械工学科同窓会「会報 号外」の発行(2010年5月1日)
2)第66回機械工学科同窓会理事会開催(2010年5月15日)
3)機械工学科創立65周年・機械工学科同窓会創立50周年記念事業開催(2010年6月19日)
4)機械工学科同窓会「会報 第51号」の発行(2010年9月1日)
5)機械工学科同窓会臨時理事会開催(2010年9月4日)
2.2010年度決算報告および監査報告
3. 2011年度~ 2013年度機械工学科同窓会 役員の選出
4.2011年度活動方針(案) 審議の件
5.2011年度予算(案) 審議の件