第82号 法政大学工学部同窓会報を12回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.
工学部同窓会への歴代会長・事務局長からのメッセージ
第2代事務局長 〜 同窓会学はあるか? 〜
近頃「希望学」なる言葉を目にするようになりましたが、あなたは今一番希望していることは何ですか?高齢化社会(本人は喜寿)を迎え、年金・介護・医療、何れも避けて通れない問題です。 母校に奉職したのが因果か昭和33年から半世紀以上何かしら同窓会に関わりをもってきました。設立の準備や総会、周年行事、叙勲祝賀会、各種就任祝賀会、学術講演会就職懇談会等々以上は主に学科同窓会関連ですが、工学部同窓会とは昭和41年から、第六代田丸昭一氏、第七代安田邦一氏会長時に会運営能力に乏しい浅学非才を省みず事務局を預かりました。 同窓会の事業活動は人の和と、金集め・人集め・知恵(資料)集め、ではなかったかと思っています。連合体形式で発足しましたため、初期活動資金が無く経費は学科同窓会と大学に援助を仰ぎました。設立総会は学科同窓会からの代表のみでしたが、第一回全国大会は発足から遅れること2年、昭和43年秋に小金井校舎に250余名を集め開催されました。同窓会の根幹となる名簿・会報の発行とそれに関連する運営資金集め、会費の納入は勿論のこと名簿内広告では多くの卒業生のご協力とご支援を戴きました。この紙面を借りて厚く御礼申し上げます。 特に脳裏に残っているのは昭和53年6月工学部と共催、工学部設立35周年及び同窓会全国大会を新橋第一ホテルで開催、諸先生方130名卒業生440名の参加でした。(昭和53年までの同窓会活動記録は同年発行の工学部35年史に掲載)
同窓会室が引っ越しました 以前の道場・サンクンガーデンの上辺りに新管理棟が出来上がりました。新管理棟完成に伴い、2010年12月25日に同窓会室が移転しました。 新同窓会室は新管理棟4階にあります。お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。文責 萩坂悠樹(シ10)

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第82号 法政大学工学部同窓会報を12回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.
工学部同窓会への歴代会長・事務局長からのメッセージ
第16代会長 〜 工学部同窓会の思い出について 〜
法政大学では工学系、理学系の将来をみて、理工学部、デザイン工学部、情報科学部、生命学科部、と発展的な計画を推進させています。これを受けて工学部同窓会の現役員の皆様の努力により、理系同窓会の設立準備を進めていただき、2011年4月1日から「理系同窓会」として活動を開始することになっていることを知りました。同窓生の一人として誠におめでたく、また感謝にたえません。私も1964年卒業して工学部同窓会に所属し、1995年土木同窓会会長、 1998年工学部同窓会長、同時進行で校友会活動、清成総長の肝入りで校友会連合会の設立に参加し、2006年までお手伝いさせていただき、在学中も合わせると50年間どっぷりと法政漬けの人生を過し幸せ者だと思っています。法政漬けの私に工学部同窓生としての幸せと埃りに思ったいろいろある中に、1996年10月19日赤坂プリンスホテルに於て行われた、「工学部同窓会30周年記念式典」です。金子泰造会長のもとで結束された、組織力とパワー、来賓の顔ぶれ工学部同窓生の力を偉観なく発揮したイベントだと記憶に残っています。
第17代会長 〜 大学の変革と工学部同窓会の柔軟な対応による発展へ 〜
これまで大学は他大学より大胆な教学改革を実行し文系の新学部の増設等、受験志願者にとって大きなインパクトを与え、更に社会的に知名度を高め使命感を発揮して来た。 その後、小金井キャンパス内も新学部の増設と東館の完成等含め2008年度から学部学科の再編成となり理工学部、生命科学部、デザイン工学部、情報科学部の四学部体制が誕生した。 大学の発展は卒業生にとっても大変嬉しいものである。 これに伴い工学部同窓会も将来構想検討委員会を発足させ基本構想を策定した。 名称は法政大学理系同窓会として2011年度4月1日より発足させ活動することになった。 丁度、工学部同窓会は1966年10月に結成され、今年で創立45周年を迎えることになりこれまでの記録を「工学部同窓会創立45 周年記念誌」としてとりまとめ発展的改編の終結として記録に残すべきである。 法政大学理系同窓会を発足に当たって色々な課題がありこれを順次解決するに相当な時間を要することが予想され、ややもすれば「創立45周年記念誌」の作成が後回しになる可能性も考えられる。 これまで先輩諸兄姉の築かれた大切な財産を後世に引き継ぐためにも工学部同窓会記念誌編集委員会を発足させ実行に移す必要がある。 尚、法政大学理系同窓会発足に当たり卒業生の皆さんから積極的な意見や提案をどしどしお寄せ頂きたくお願い申し上げます。
第18代会長 〜 学区制が変わっても 〜
工学部は、法政大学航空工業専門学校として、昭和19年(1944年)4月に新入学生 300名の学生で創立された。しかし、昭和 20年8月15日の敗戦によって航空工業専門学校として卒業生を出すことなく、昭和20 年10月に法政工業専門学校機械科に校名を変更し、昭和22年3月に181名の初の卒業生を送り出したのが始まりです。その後、学区制の改革で学部への昇格が1年保留のあと昭和25年4月に認可され、現在の工学部がようやくスタートしました。 大学は荒廃しており工学部への理解は必ずしも得られず、大学運営にはお荷物的存在であったと思われます。その時代の大学は卒業生理事の発言力は強力でした。その事に危機感を持たれた初代工学部長加茂正雄先生は、卒業生が団結して支援するよう同窓会の設立を呼び掛けられました。同窓会の設立はその呼び掛けが切欠でした。 学内に残った筆者らが中心になって事務局を構成し、学科毎に名簿の整備発行や会報の刊行で組織強化を図りました。工学部同窓会の様な組織にしたい、と各学部同窓会が設立されたのはご承知の通りです。 同時に後輩の就職ガイダンスブックまでを手掛けた事もあった。一時は職員数名で事務局を回さなければならないこともありました。右肩上がりの社会情勢も味方し、卒業評議員や理事、監事を選任に寄与しました。 今、多くの学部や学科ができましたが、伝統は引き継がれる事と同慶に存じます。
第19・20代会長 〜 小金井キャンパスへの思い 〜
いよいよ4月から法政大学「工学部」の歴史に幕が降り、4学部に再編され、2キャンパスに分断されてスタートいたします。 1964年(昭和39年)に麻布校舎から小金井キャンパスに移り、真新しい校舎に迎えられた最初の学生だった私は、何もかも新鮮で本当に感激したものです。 ようやく大学のキャンパスらしい環境に浸ったことから、1966年に各学科同窓会の合意により工学部同窓会が発足しました。卒業生組織として、他学部が市ヶ谷キャンパスを中心に「校友会」活動を展開していたことに比べ、単一学部として組織力や財政的にも多くの負担を抱えておりましたが、結果的には大きな団結力に繋がったと思います。 工学部同窓会がこの団結力を基に「理系同窓会」に再編されることを主張して参りましたが、2キャンパス分離は組織としての好結果に繋がらず苦慮しております。 市ヶ谷に移転した「デザイン工学部」にとっても、狭い校舎、即対応が出来ない実験室等を鑑み、小金井を出ることになった移転には多くの疑問を感じます。 「理系同窓会」にとってかなり障害となりそうですが、叡智を結集して乗り越えなければなりません。
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第82号 法政大学工学部同窓会報を12回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.
工学部同窓会への歴代会長・事務局長からのメッセージ
第2代会長 〜 若き日の思い出 〜
私が同窓会に関係したのはまず機械工学科同窓会の設立で、昭和34年麻布校舎で設立準備会を開いた。私が卒業したのは津田沼校舎、陸軍騎兵学校の跡地で、施盤などの機械設備が据えられたのは厩舎、即ち馬小屋である。それから見ると麻布校舎は一応鉄筋コンクリート建て、大学の工学部としてはいささか貧弱の感はまぬがれないが、馬小屋キャンパスからみると格段の違いだというのが第一印象であった。その頃、既に電気、経営の両科では同窓会が作られ活動を開始していた。機械科同窓会がスタートしたのは数年遅れて昭和36年であった。そして各科同窓会が連合して昭和41年 10月、工学部同窓会が発足した。 学生時代を共にした同士の集まり、それが同窓会の基盤である。私が通った津田沼校舎は、駅からほぼ一里、夏は炎熱に曝され、冬は木枯らしが吹きすさび、春一番が吹き荒れ途空か真ッ黄色になる、と書くと大変な通学の様だが、仲間と駄弁りながらのほぼ一時、毎日ハイキングに行く様なもので、楽しかった思い出がある。そしてこの時仲間と語り合ったことがその後の人格形成に大きく影響した様に思われる。若き日の思い出、それが同窓会の基盤であろう。
第6代会長 〜 初めての会費改定 〜
初めに、ご指導頂きました諸先生に、厚くお礼申し上げます。 1953年、“華の二八(にっぱち)卒”と言われて学窓を離れて57年になります。当時、卒業はしたものの就職口はなく、専門外の異なった職業に就いた人も多く、今の学生の就職戦線と似通っていました。しかし、あの頃は、戦後復興に世の中が活気づいておりましたので、その波に乗って卒業生も生き抜いてきました。この度、工学部同窓会の最終会報とのこと、振り返ってみれば、創設されて44年余、2008年には、念願だった工学部が理工学部になり、2011年には「理系同窓会」に改編されるとのこと、発展の歩みを辿った時、感慨無量の思いを禁じ得ません。 私が6代目(10期、11期)会長の指名を受けたのは1975年(昭和50年)でした。同級生は散り散りになり、同窓会を開いても、顔を合わせる人数は少なくて、同窓会費の納入もままならず、都心に近い級友に声をかけ、会費の納入をお願いした記憶が今でも残っています。当然、会の運営も厳しく、同窓会費の値上げに踏み切らざるを得ませんでした。値上げをしたものの何の活動も果せぬまま、役所の転勤で会長を辞退することになり、今でも申し訳ないの思いでおります。 歴代会長のご活躍により、特に前阿部会長と、現佐藤会長のもとに、役員各位のご尽力により、同窓会が発展充実し、「理系同窓会」の誕生を見ることができました。厚くお礼を申し上げます。最後に、理系同窓会の益々の発展と、躍進を祈念申し上げます。
第15代会長 〜 同窓会創立30周年当時の時代背景に思う事 〜
私が同窓会長に就任したのは1995年4月、翌年に工学部同窓会30周年を迎えようと言う年でした。 時代は空前のバブル景気の崩壊から5年。未だ景気低迷から抜け出せず就職氷河期などと言われた時代です。就任より同窓会の総力を挙げて取り組んだ1996年の創立 30周年の記念事業は記念祝賀会、シンポジウム、記念誌発行、記念ゴルフ大会と予想を超える大成功を収めました。勿論この成功の裏には多くの同窓会役員、同窓生及び事務局の多大な努力があった事は間違いありません。しかし、あの不況の真っ只中でなぜ!と言う疑問を近年良く考えます。 結論は戦後何回か起きたオイルショック、バブル崩壊と言う大きな景気後退期を僅か数年で乗り越え全体としては一貫して右肩上がりの経済成長を続けて来たと言う自信を持てた最後の時期であったからと理解出来ます。その後延々と景気低迷は続き失われた10年どころか20年以上も低迷が続き、国民の気がすっかり萎えてしまったのが現在ではないでしょうか。 この度の工学部同窓会の大改編は工学、理学系の4学部を大再編し、新たに理系同窓会として飛躍しようと言う試みです。是非とも明日への希望の「気」を発信し続けてくれる事を期待します。

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第82号 法政大学工学部同窓会報を12回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.
さようなら工学部同窓会,進取の理系同窓会へ
工学部同窓会は2011年3月31日を発展的に大改編し、45年の歴史をもって幕を閉じます。 工学系・理学系の同窓会を大集約した組織体として、2011年4月1日から「理系同窓会」として活動を開始します。 同窓会を設立し、45年の長い年月を支えて下さいました先輩諸氏並びに教職員の皆様に、心から感謝とお礼を申し上げます。 工学部も、1944年4月に法政大学航空工業専門学校としてスタートし、1950年4月から工学部として発足して今日に至りました。 2011年3月に最後の卒業生を送り出して、その歴史を閉じることになりました。 法政大学は、近年、工学系・理学系の教学充実を図るため、2000年に情報科学部が小金井キャンパスに設置され、2007年にデザイン工学部を工学部から分離独立し、市ヶ谷キャンパスでスタートしました。2008年には、理工学部と生命科学部をスタートしました。工学部は発展的に改編し、工学系・理学系の学部が再編成されました。 このことにより同窓会組織も改編が余儀なくされ、工学部同窓会を発展的に大改編し、「理系同窓会」に移行することを第140回理事会(2010年8月6日開催)にて決定しました。 工学部同窓会報は、1966年10月に第1号が「工学部同窓会結成」を特集として発刊されました。以後、その時々の同窓会活動を掲載して「同窓生の絆」を繋ぐ唯一の情報発信を担って来ましたが、この82号をもって最後の会報となりました。会報の発行と継続にご尽力下さいました広報関係の各位に心からお礼申し上げます。 新しく発足する「理系同窓会」も、工学部同窓会の創立時の精神である「大学と同窓会は車の両輪であり大学の発展は卒業生の絆と協力が不可欠である」との基本理念を踏まえて活動を推進されることを期待しております。 これまでの工学部同窓会と同様に「理系同窓会」を、よろしくご支援賜ります様お願い申し上げます。工学部同窓会をご支援・ご協力・誠にありがとうございました。 同窓生各位のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。
理系同窓会長就任にあたって
昨年11月に開催されました会長推薦委員会(各学科同窓会長9名)に於いて選任され、その後の相談役会議(同窓会長経験者)に諮問を経て、第141回理事会で承認されました。 理系同窓会発足の経緯については、平成19 年4月、工学部よりデザイン工学部が分離され、新たに市ケ谷校舎でスタートし、更に平成20年4月には理工学部、生命科学部が新設され工学部の募集が停止されました。 新設学部の最初の卒業生は平成23年と平成 24年3月になることから、工学部同窓会の改組再編が余儀なくされました。 これを受け、「工学部同窓会将来構想検討委員会」が平成20年3月阿部委員長のもと発足致しました。同窓会名称、会則、組織、財務等について検討が重ねられ、平成22年12月理事会に於いて再確認がなされ、平成23年4月より「理系同窓会」として新たな船出をすることとなりました。 理系同窓会は、理工学部、デザイン工学部、生命科学部、情報学部の各学科同窓会と地域同窓会で構成されます。旧工学部同窓会に所属しておりました経営同窓会、システム制御同窓会については、継承学科がないことから、現況のまま加わることになりました。また、情報科学部系、生命科学系のそれぞれの学科同窓会についてはまだ設立されておりませんので、今後設立準備に向け協力していきたいと考えております。 4月からのスタートとなりますが。課題は山積しております。理系同窓会発足に関する行事、工学部同窓会終了に伴う行事(創立45 周年行事)等がありますが、新たな体制を構築する全員の知恵を出し合って、対応していきたいと思いますので、皆様のご協力を是非お願いいたします。 理系同窓会として進めていく上で、工学部同窓会の設立の基本理念を踏襲し、新たな発展を目指したいと思います。それには、若い人たちの参加が必要不可欠です。私も20数年同窓会運営に関わってきましたが、若年層の参加が芳しくない状況が続いており、今回の「新組織」発足では、新しい学部・学科の同窓会が加わることで、必然的に若手の参加が見込まれ、旧工学部系同窓会もこれを機に、活性化促進の相乗効果を期待しております。 理系同窓会の皆様は、広範な分野でご活躍されていると思われますが、皆さんの絆、ネットワークはまだまだではないでしょうか?また世代間の絆もか細いものと感じております。 新しい同窓会は、全世代、全員参加型を目指したいと考えておりますので、卒業生の皆様はもとより学校関係者の方々のご指導、ご協力をお願い申し上げ、就任のご挨拶とさせていただきます。
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