法政大学工学部同窓会
 
2023年3月28日(火曜日)
法政大学工学部同窓会
第80号 法政大学工学部同窓会報9/12(2010年8月31日) 印刷 Eメール

第80号 法政大学工学部同窓会報を12回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.

電子情報同窓会

■国際会議開催

 李 磊教授が委員長を担当するThe Fifth International Conference on Informationが11月6日から9日の日程で京都大学の百周年時計台記念館で開催されました。本国際会議では、世界各国からの160名の参加の中、約130件の論文が発表され大変盛況でした。電子情報学科からは、中野久松教授も基調講演を行いました。プログラム等の詳細はこちらのURLをご覧ください。
http://www.information-iii.org/

■学生の受賞

 現在、電子情報学科の卒業生の4~5割は大学院に進学し、それぞれ素晴らしい研究を遂行しています。昨年は安村修一君(09年卒)が電子情報通信学会東京支部の学生奨励賞を受賞いたしました。おめでとうございます。発表論文のタイトルは「大規模三角Toeplitz連立一次方程式の高速解法とその応用」(指導教授 李 磊)です。今後のご活躍が期待されます。学生の研究成果についてはこちらのURLもご覧下さい。
http://ai.k.hosei.ac.jp/


建築同窓会

■卒業設計公開講評会2009小金井

 公開講評会は、2009年1月30日(土)1時00分より、小金井キャンパスのマルチメディアホールにおいて開催された。工学部における最後の記念すべき卒業設計公開講評審査会である。次年度は市ヶ谷キャンパスに移り、デザイン工学部最初の同審査会となる。
 講評会の審査には建築学科教員、特別審査員として建築家の鈴木了二氏、卒業設計日本一展の中心人物/小野田泰明東北大学大学院教授、若手構造家である佐藤淳氏の3氏を招いた。講評対象は、127作品中から厳選された16作品。

■特別審査員賞

 鈴木 了二賞:蝦名 達朗(渡邉)
 小野田泰明賞:山中  元(陣内)
 佐藤  淳賞:森川久美子(永瀬)

■卒業設計賞

 川西乃里江(富永)、渡部 麻衣(永瀬)
 和田 智広(富永)、吉川 典孝(渡邉)
 蝦名 達朗(渡邉)

■2009ウォークラリー

 2009年度のウォークラリーは5月30日(土)に開催されました。
 ウォークラリーも1992年に始まり、今回で18回目となりました。導入ゼミの正規の授業として、建築学科先生と卒業生が法政大学建築学科に新しく入学した新入生を引率して、東京の街並みや建物を卒業生が経験談などを語らいながら歩き、建築の楽しさを共に体験しようとするもので、他の大学にもない素晴らしい企画です。
 今年は152名の新入生を先生(13名)、学生、卒業生(25名)が、13コースを4~5人のグループに別れ、午後1時から東京探索を楽しみ、午後5時に市ヶ谷校舎のカフェテリアに総勢300名余りが集い、多くの新入生の感想報告と懇親会となりました。詳細は、法政大学建築学科同窓会ホームページに掲載されています。
 2010年度のウォークラリーは、2010年5月29日(土)開催予定です。

■新大学院開設記念イベント「フトゥリズモ」開催

 9月19日(土)から26日(土)にかけて、法政大学大学院デザイン工学研究科開設記念の行事として3科共同で、エンジニアリング&デザインウィーク2009年「フトゥリズモ−未来派のデザイン」が開催された。
 9月26日には建築学専攻主催で「未来都市ヴィジョンの100年─イタリア未来派から日本、東アジアの現在まで」と題され、国内の大学に加えて、フィレンツェ大学からも教授を招聘してのワークショップが行なわれた。
 イタリア未来派と、日本の建築運動、さらに東アジアの都市問題の未来に渡る白熱した討議が行なわれた。


 
第80号 法政大学工学部同窓会報8/12(2010年8月24日) 印刷 Eメール

第80号 法政大学工学部同窓会報を12回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.

機械同窓会

■機械同窓会創立50周年記念事業の方針決まる

 臨時理事会が1月30日(土)午後6時より小金井キャンパス内の共同ゼミ室で開催された。機械同窓会創立50周年記念事業の実行委員会の委員構成、及び下記の要領にて記念式典を開催することが承認された。
日時:2010年6月19日(土)午後2時より
場所:小金井キャンパス
会費:8,000円(同伴者5,000円)

■機械同窓会創立50周年記念式典の案内

 上記の通り、創立50周年記念式典を開催することになりましたので、皆様お誘い合わせの上、是非ご参加下さいますようお願い申し上げます。参加申し込み方法などのその他詳細につきましては、同封の機械工学科同窓会報(号外)に記載されておりますので、ご一読下さい。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


電気電子同窓会

■創立50周年記念祝賀会盛大に開催

 2009年11月29日(日)午前11時より小金井キャンパス東館にて同窓会創立50周年記念祝賀会が開催されました。当日は好天に恵まれ、136名の参加者を得て盛会となりました。1階マルチユースホールで行われた式典の部では、同窓会旗の下に全国各地から集まった同窓生を前に、加藤大学常務理事をはじめ、中村工学部長、八名理工学部長のご祝辞を頂きました。厳粛な中にも半世紀に亘る活動を締めくくり、さらなる発展を期待する式典になりました。
 また、会場を学生食堂に移して行われた祝賀会では、佐藤工学部同窓会長、鈴木経営者懇談会会長のご祝辞を頂きました。長沼同窓会相談役の乾杯の音頭で、一気に和やかな雰囲気に変わり、会食をしながら歓談の輪が広がりました。20年振り、30年振りに再会した友との旧交を温め合う笑顔がそこここにありました。
 賑やかで楽しい一時が流れるうちに、工学部マンドリンクラブによる演奏が始まり、若々しい学生諸君の演奏に一斉に拍手が湧き起こりました。楽しい宴も、あっという間に時が経ち、終わりには、老いも若きも肩を組んで輪になり、校歌を合唱してお開きとなりました。

■第8回ゴルフ親睦会

 2009年9月15日(火)にチェックメイトCC(神奈川県大井松田)において第8回電気電子工学科同窓会のゴルフコンペが開催されました。18名のOBが参加され、猪股勇二さん(63年卒)が優勝しました。午後には一時天気が崩れることもありましたが、全員がゴルフを楽しみました。
 次回は2010年9月14日(火)寄居カントリークラブで開催予定です。皆様のご参加をお待ちしております。


システム制御同窓会

2009年8月22日(土)15時30分から17時30分まで東館マルチユースホールにて、システム制御工学科及びシステム工学専攻同窓会が開催されました。2007年3月から行われている小金井キャンパス再開発工事の為、教室棟がなくなり新たに建設された東館で行われた最初の同窓会となりました。
 OB・OGの諸先輩・先生方が約30名集まり、学生を併せて約60名で同窓会が行われました。同窓会の初めに、現役教授である渡辺嘉二郎教授から一言頂きました。また、乾杯の音頭も渡辺嘉二郎教授にして頂き、和やかな雰囲気で始まりました。各テーブルにあるお寿司を囲みながら幅広い年代に渡り、尽きない話題で盛り上がることが出来ました。終わりの挨拶では、システム制御工学科の同窓会初代会長である松本茂様に一言頂きました。今年は、計測制御専攻の第一期の卒業生の方々も多く参加され大いに盛り上がりました。
 この度、システム制御学科は理工学部への改組転換によりなくなることが決まりましたが、システム制御工学はこれからの社会でも必要であり、それと共に同学科同窓会も永く幅広い関係を築いていきたいと考えています。
 来年も同時期に開催する予定をしていますので是非ご参加を宜しくお願いいたします。 (2009年度同窓会幹事 岡本直也)

■田中尚人先生 瑞宝中綬章を受章!

 1999年3月までシステム制御工学科で教鞭を執られていた法政大学名誉教授 田中尚人先生が2009年11月3日付けで、瑞宝中綬章を受章されました。
 瑞宝章は「公務などに長年にわたって従事し、成績を挙げた者に与えられる勲章」です。先生の長年の人材育成活動への貢献と、研究活動における業績が実を結んだものと言えます。おめでとうございます。


 
第80号 法政大学工学部同窓会報7/12(2010年8月17日) 印刷 Eメール

第80号 法政大学工学部同窓会報を12回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.

活躍するOB


昭和13年(1938年) 北海道増毛町生まれ
昭和37年 法政大学工学部電気工学科卒・NECを経て、静岡大学工学部、情報学部教授。2001年定年退官後、日本大学教授を経て、現在、非常勤講師として大学で情報科学、パズルを教える傍ら、執筆活動。工学博士(慶應義塾大学)
工学博士
元・静岡大学教授
吉田敬一

法政時代

 北海道の漁村から上京したのは、昭和33年。東京の生活は物珍しさで、生来の好奇心の強さを満たすのには十分だった。いまでも記憶に残っているのは、米の配給通帳持参がなければ、下宿をさせてもらえないことだった。何度か引越しをしているうちに、いつの間にか、通帳は不要になっていた。電気工学科には入学したが、ほんとうは数学科に行きたかったので、電気は最低限の勉強で、数学ばかり勉強していた。それが、のちに情報科学を専門とする際に、役に立った。卒論は「ブール代数」で、電子計算機の回路の簡略化で、指導教授は大河内正陽博士だった。これが生涯の仕事のきっかけになるとは、想像もしていなかった。

NEC、静岡大学時代

 卒業時になって、当時としては珍しいプログラムの職についた。プログラマという言葉すら一般的ではなかった時代である。電子計算機を使っていたのは、中央官庁と金融関係に限られていたが、肌が合いそうな証券会社を選んだ。ここで、3年プログラマとして働いた。そのときの上司が偶然に法政の機械工学科卒だったが、陸軍士官学校から、終戦で法政に入った経歴だけに、仕事は峻烈を極めた。部下に自殺者が出たとき、「彼のような弱者は、所詮、長くは生き延びれない」と云い放ったという伝説の人である。おかげで、部下の腕は上達した。しかし、月に200時間を越す残業を3年も続けたら、学問が恋しくなった。また、法政の大学院に入った。大学院では数学の平野鉄太郎研究室に所属し、コンピュータによる数値解析の研究をした。しかし、経済的に行き詰った。休学して、NECに入ってソフト開発や情報教育に携わった(1年後退学)。専門職の強い職場だったので、専門書を読む機会が増えた。企業という性質上、純粋に理論的なものよりも実践的な専門書が多かった。中途入社だったし、私の世代にコンピュータをやる人は少なかったので、社内での出世は早い方だった。入社して3年目、技術主任になって20人近い部下を持つようになった。私の場合、これが不安を引き起こした。部下を持つと、専門家としての仕事よりも、管理者としての仕事が増える。それから4年後、上司から技術課長昇格の話を匂わされた。もう辞めるしかない。38歳になっていた。学会誌で求人を探したら、静岡大学の工業短期大学部というところで、情報工学科の講師を募集しているのを見つけた。応募したら、かなりな応募者があったにもかかわらず運良く、採用になった。いまと違って当時は博士号が必須とはなっていなかった。運がよかった。しかし、苦しみはここから始まった。会社ではいっぱしの技術者として通用していたが、研究を始めてみて、研究者になるための情報科学の学問を体系的に修めていないことの脆弱さを思い知らされた。師匠を探さなければならぬ─これが私が考えついた解決策だった。私は、コンパイラ構文解析の権威者・東工大教授・井上謙蔵博士に体当たりした。私自身東工大の卒業でもないし、先生の知り合いでもなく、確たるコネもない、文字通りの体当たりだった。私の情熱が通じたのか、先生は快諾してくれた。それから、本格的な研究が始まった。すでに、40歳を過ぎていた。さいわい、有能な助手・竹内淑子さんにも恵まれた。書いた論文の一つが学会のベストペーパーに選ばれ、博士の学位を慶應義塾大学から授与された。やっと、一人前の研究者になれた。教授にも昇格し、学会の委員もやるようになった。一方、学内は組織編成があり、工学部教授、情報学部教授と振り回されたが、充実した毎日だった。しかし、「好事魔多し」の諺通り、個人的には生涯の傷となる大きな困難に遭遇した。この経緯は書けば長くなるし、不快な出来事であるので、ここでは書かない。こうした中で、定年を迎えた。引き続いて、日大教授に迎えられ赴任したが、長距離通勤で心身ともに疲れ果て、浜松市内の新設大学に移った。身体が楽になったので、静大時代の教え子たちの博士論文の指導の時間もとれ、執筆にも精が出るようになった。いつまでも若々しく輝く
 子供の頃から「書くこと」が好きだった。20歳代のある時期、作家を志して、女流作家に師事したこともあるが、才能のなさを痛感してあきらめた。その未練のせいか、本はよく執筆した。主として、自分の専門に関するものだが、なかでも「教養・コンピュータ」は2002年の時点で450大学で教科書に採用され、いまは第四版になって、なお売れ続けている。こうした専門書の中で、2009年に出した「大人のための名作パズル」(新潮新書)は私の著書の中では異色である。子供の頃の趣味が突然目覚めた。20冊目というキリのよい作品が趣味というのも偶然である。いまは、非常勤講師として、大学で情報科学とパズルを教えながら、二つの新聞に連載しているが、その一つが東京新聞への月一回のパズルの連載である。この連載も2年目に入って、今年の10月には3年目に入る。新聞社に寄せられたメールや手紙からみると読者層は11歳~89歳と、幅広い。略歴には必ず「法政大学工学部電気工学科卒」と学科名まで入れてもらっている。
 いつまでも若々しく輝く─これが私の信条である。今年(2010年)2月に出版された「『Cの壁』を破る!」は、専門入門書であるにもかかわらず、サミュエル・ウルマンの「青春の詩」を最後のページに挿入した。若い読者へのメッセージとするとともに、自分自身の励みとするためである。静岡大学の教授時代、見知らぬ読者から研究室に電話をいただいたことがある。訊けば、法政工学部の学生だという。生協で私の本の奥付を見て、先輩とわかり、声が聞きたくなったという。うれしい話である。彼は今頃、どうしているだろうか。偶然に、この記事を読んでいればなおさらうれしい。
 話は前後するが、20年ほど前、法政工学部のOB会で話をさせられたことがある。そのとき、私は「法政工学部の発展のために二つ大切なことがある」と述べた。一つは、一日も早く博士課程を持ち、自前の博士を育成すること。もうひとつは、工学部に数学科を入れて理工学部にすること。現在は博士課程も出来、理工学部にもなったが、数学科が出来ていないことは将来性を考えると、気がかりである。数学はかつては科学・工学の基礎であったが、現代ではあらゆる学問の基礎になったと思っている。一日も早い実現を待ちたい。

 
第80号 法政大学工学部同窓会報6/12(2010年8月10日) 印刷 Eメール

第80号 法政大学工学部同窓会報を12回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.

先生こんにちは!

「環境・エネルギー」問題解決のために!

 

理工学部 機械工学科 川上忠重教授(機85)

 

1.法政大学を教職で選んだ理由何ですか?

 非常に難しい質問ですが、一番正直なところは、「研究を継続して行いたい」だと思います。私は法政大学の機械工学科に1981年に入り、1984年から熱工学実験室(岡島研究室)に配属になり、急速圧縮装置というエンジン内の高温・高圧条件を再現できる装置を使い、メタンやプロパンなどの汎用燃料と空気の混合気の燃焼特性(筒内圧力、燃焼速度等)を調べる基礎研究を行っていました。それらの実験を通して、基礎研究の厳しさも実感しましたが、1つの条件での測定をクリアした時の達成感は今でも同じです。

2.燃焼工学にはどうして興味を持たれましたか?

 やはり、オートバイや自動車への憧れ・興味が発端だと思います。私の大学時代は自動二輪や普通免許を多くの友人達が持っており、実際にオートバイでのツーリングや車での旅行を始め、原動機関係に触れる機会は非常に多くありました。その楽しいひと時の中で、「あれ?エンジンの中では何が起こっているのだろう!」へ繋がっていったと思います。当時、内燃機関講義の飯沼先生に「エンジン内の燃焼に関する参考書」を推薦して頂き、その本を読み始めたのですが、非常に難解? で苦労したことを覚えています。

3.現在どんな研究をされていますか?

 “「炎」と「エネルギー」の未来を探究する”をテーマにしています。ガソリン機関やディーゼ機関を始めとする各種内燃機関の燃焼生成物(CO2、CO、NOxや未燃炭化水素)の低減に関する研究や、燃焼方法改善による超稀薄燃焼(通常では燃焼の継続的維持が困難な領域)での燃焼を実現するために、燃焼の能動的制御(超微粒化した液滴燃焼や微小重力環境を積極的に利用)に関する研究を行っています。また、「燃費競技会全国大会」には、自らがチームマネージャーとなり研究室の卒業研究の一環として参加し、小型ガソリン機関の燃料消費率(燃料経済性の指標)低減に関する提案を行っています。昨今の「環境」に関する世界的規模の取組みの重要性を視野に入れながら、「炎」の本質を多角的にすることにより「環境」問題の根本的な改善につながる指針を、エネルギー変換(熱エネルギー、化学エネルギー、電気エネルギー等)の観点から研究をさらに進めていきたいという熱い思いを抱いています。
 また、修士課程、博士課程の学生には、国内の学会発表会はもちろんのこと「海外での学会発表」を強く推奨しており、毎年、数名の学生が自分の研究成果を論文代表者として英語で発表しています。実験室内の研究に対する雰囲気も良く、学部生の卒業論文でも「研究成果を発表したい」との積極的な研究姿勢の学生さんも多いそうです。

4.将来のエネルギー問題はどうお考えですか?

 現在は、自然界に排出物を出さない「ゼロエミッション」や排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が同僚の「カーボンニュートラル」をはじめとする環境エネルギーへの取組みが、様々な分野でなされています。「地球温暖化」や「酸性雨」等の抑制は、燃焼排出物の低減だけで実現できません。電気、燃料電池、水素、バイオ燃料等とのハイブリット型の対応を足掛かりとして、環境適応型次世代機関(内燃機関に限らず)を早急に開発し、エネルギー問題解決の一翼にしていく必要があると思います。

5.工学部同窓会事務局長も長年されていますが、苦労している点と将来への展望をお聞かせ下さい。

 工学部同窓会には、日頃から、諸先輩、教職員や在学生の方々に数多く、ご指導・ご協力頂き、この場を借りて御礼申し上げます。私自身が法政大学工学部の出身なので、「少しでも良い情報を工学部同窓会の皆さんに配信したい」という気持ちは強いのですが、組織で考えると、新しい卒業生が積極的に参画している体制は現在出来ておりません。本学も工学部から理工学部へ既に大きな改革の一歩を踏み出しております。校歌にあるように、「よき師、よき友、つどい結べり」が本学理工系卒業生全体で実現出来る場を少しでも工学部同窓会が提供出来ればと思います。

6.全学のFD推進センター長もされているということですが、法政大学のFDを少し説明して下さい。

 FDとは、Faculty Developmentの略で、一般的には「教員が授業内容・方法を改善し、向上させるための組織的な取組みの総称」として使われています。全国の高等教育機関の90%以上で、何らかの形でFDへの取組みが既になされています。授業の進め方は、先生方により差異があるのは当然ですが、より良い授業の実現を目指して、法政大学では、「学生・職員・教員」一体で協力しながら、「学生による授業改善アンケート」や「学生の声コンクール」等により、「授業改善」関する各学部等への支援を進めています。

 
<< 開始 < 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 > 最後 >>

page 9 of 20
Webdesign by Webmedie.dk CMS Ny hjemmeside Webdesign