法政大学工学部同窓会
 
2023年3月28日(火曜日)
法政大学工学部同窓会
第27号 法友工体連会報2/4(2010年4月21日) 印刷 Eメール

第27号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.

〜昭和44年卒空手部及び剣道部同期旅行会〜

 さる平成21年10月24日(土)、25日(日)に2年毎に開催しています空手部同期会を富山県宇奈月温泉にて行うことになり、今年は剣道部からも田畑龍司君、菊池貢一君の2名が参加し、総数11名にて執り行いました。 関東近辺在住の7名は東京駅に集合し、新幹線にて越後湯沢へ、在来線にて魚津を経て宇奈月温泉に午後4時到着、その間酒を酌み交わしながら近況報告や楽しい思い出話に花を咲かせました。 他の4名は現地集合で、午後6時には全員が集合し、午後7時より宴会に入り、始めに平成21年1月6日にご逝去された同期智野裕視君のご冥福を祈り全員で黙祷、その後皆の健康と再会を祈念して乾杯を行い、引き続き酒宴に入りました。 今年は例年の様な学生時代の思い出話より、健康の話題や年金の話に大いに盛り上がり、最後に次回の同期会は四国高松近辺で行うことを決め、再会を約束して閉会としました。 二次会は部屋にて乾き物と懐かしい昔話を肴に焼酎で盛り上がりましたが、翌日は出発が早いので午後11時30分に切り上げ、消灯することにしました。 翌日、宇奈月温泉から立山に行き、立山黒部アルペンルートにて美女平~室堂~大観峰~黒部平~黒部湖~黒部ダム~扇沢へ、旅行前の情報で大変寒いと聞いていましたが、皆の行いがいいのか、非常に天気に恵まれ、思ったより暖かく、雪を抱いた立山連峰や山々の美しい紅葉を眺め、昼には勇壮な黒部ダムを眺めながら食事をとる楽しい道行きでした。 扇沢からは特急バスにて長野に、長野から新幹線で東京に午後7時ごろ到着し、無事に日程を終えることができました。 その後、菊池貢一君が病に倒れ、現在リハビリ中です。早く回復され、次回の同期旅行会に参加出来ることを願います。(空手部 坂本(佐々木)洋 ’69)


’09 ホームカミングデー開催!!

 11月1日(土)13:00から、「’09ホームカミングデー」が、小金井キャンパスにおいて、小金井祭(11/1~3)と合わせて開催されました。 まだ工事中ではありましたが、昨年以上に小金井祭への一般の方の参加も多く、賑わいを感じる事ができました。 講演会では、八名理工学部長の「理工学部の現状について」、金井応用情報工学科教授の「Webコミュニケーションとセキュリティ技術について」とお話があり、その後小金井祭見学、キャンパス巡り、懇親会と執り行われました 今回は、’69年卒、’79年卒、’89年卒、’99年卒の方達がメインゲストという事で参加下さいましたが、懇親会にはそれ以外の卒年の方や工体連OBの方々も多数の参加がありました。 懇親会では、マンドリンクラブの演奏もあり、時間の経過と共に盛上り(当然アルコールの消費も増え)、最後は校歌斉唱で会場内が一体となり、宴の締めくくりとなりました。 今年も是非、奮ってのご参加をお願い致します。


工体連OB会 22年度スケジュール

’10.14.15(木)第1回理事会・会報発行第19号
’10.16.26(土)第2回理事会
’09.16.27(土)第15回工体連『お祭り』(現役・OB懇談会)
’10.18.19(木)第3回理事会
’10.19.11(土)工体連各部OB会対抗ゴルフ大会
’10.10.17(木)第4回理事会・会報発行第20号
’10.10.31(日)工体連OBの集い(ホームカミングデー)(予定)
’11.12.17(木)第5回理事会

 
第27号 法友工体連会報1/4(2010年4月14日) 印刷 Eメール

第27号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.

〜少林寺拳法部創立四十周年〜

 平成21年9月27日(日)、工体連少林寺拳法部創立四十周年記念行事が法政大学小金井キャンパス東館にて開催されました。行事は二部形式で、一部はOB現役合同練習会、二部は記念祝賀会で構成され、場所はそれぞれ小体育室、マルチユースホールで行なわれました。  OB現役合同練習会では、現在も少林寺拳法を続けているOBと卒業以来久々に道衣に手を通したOBが、現役部員と一緒になって各自自己管理の下、怪我をしない程度に往時の基礎体力運動に挑戦し、爽やかな汗を流しました。  記念祝賀会では、来賓として工体連OB会会長菊池貢一様、工体連委員長末次正人様、工体連少林寺拳法部元部長内藤栄様、同じく小鷹俊彦様にご臨席賜りました。また、来賓の皆様方のスピーチにおかれましては、少林寺拳法部との関わり、今だから話せるOBの現役時代のエピソード等披露され、大いに祝賀会に花を添えて頂きました。久しぶりに再会したOB同士も、当時の先輩、同輩、後輩の垣根無く、学生時代の苦楽を共にした思い出話に花が咲き、参加者それぞれが良い思い出を残せた祝賀会でした。  今回のOB参加は23名。OB総数が142名なので2割に満たない出席率でした。しかしながら、昨今の社会情勢、経済状況を鑑みるとそれぞれが多忙である中、参加して頂いたことはとても嬉しく感謝しております。  一方現役部員数は、若者の団体への帰属意識の希薄化、特に武道系クラブ入部者の減少で、現在厳しい状況が続いております。学生を取り巻く環境の変化等、理由は様々ありますが、これらに甘んじることなく、また迎合することなく、自分達の長所を積極的に前面に押し出し、現状を打開してゆくことを期待しております。それにはOB達も元気を出して現役諸君をサポートすると共に、少林寺拳法部の更なる発展と活躍を期待し、次の世代へ伝統を伝えてゆけるように努力してゆきたいと思っております。(米地明彦 ’78)


デザイン工学部長ご挨拶 『皆さん大いに期待しています』  デザイン工学部長 坪井善隆

 
建築・都市環境デザイン・システムデザインからなるデザイン工学部は理工学部より分離し、市ヶ谷田町に展開し、2010年度に完成を迎えます。
 また大学院デザイン工学研究科も発足します。小金井地区と離れていますが、変わらず理工学部・生命機能学部・情報学部・デザイン工学部一体となり、工体連を育てたいと念願しています。たまには小金井から市谷まで遠征して、ジョギングを外堀、武道館のある北の丸公園、皇居一周などでしてみませんか。帰りは神楽坂の安い居酒屋で一杯。いいと思いますよ。 バンクーバーのオリンピックが終わり、日本は惨敗でしたが、浅田真央選手は頑張りましたね。銀メダルで残念ですけど、トリプルアクセルを3回も成功させた技術は世界一。世界で誰もできないことを挑戦して感動を与えてくれました。後半単純なミスで2位ですが、完璧にできたとしても果たして金が取れたか疑問です。これは採点の基準によるものでしょう。体操の様に高難度に高得点を与えなければ技術の進歩はないと思います。
 今はスノーボードの方が盛んのようですが、スキーも楽しいものです。中学3年の時スキー教室が初めて開かれ、それに参加したのが初滑りでした。  50年以上の前の時です。スキー板は木材の合板スキー、締め具、カンダハー、ワックスは銀パラであった。乾燥室でのワックス塗は面倒であった。友人達とスキーにでかける時は、常に夜行列車であった。5、6人のグループで、1人だけ荷物を持たず並ばせ、列車に飛び込み、窓を開けて荷物、人が入り込むのである。新聞紙を椅子の下に敷き、すぐ寝込む者もいる。早朝に長野や松本に到着して、すぐ立ち食いそば屋に飛び込んだその味が忘れられない。
 1956年にコルティナダンペッツォオリンピックでトニーザイラーがアルペンの3冠王に輝き、猪谷千春が回転で2位入賞してスキーブームが到来し始めた時期です。数年後、志賀高原で猪谷千春の滑降による風を直接肌に受けて感激しました。高校・大学時代を通じて、愉快な友人や先輩に出会いました。 その1:Aさんカレー注文、Bさんもカレー注文、Aおもむろにソースをかける、B「カレーにソースなんかかけるものじゃないよ」、B一口食べて「ソース、ソース」と絶叫。
 その2:合宿所のトイレ、Cさん大きい仕事中、女子高校生数名来て、扉をたたく。C「どうぞ」、「きゃー」女子生徒逃げ出す。
 その3:D君ゲレンデに着き、3m滑ったとたん、板ぽっきり、宿のおやじさんがジュラルミンで補修、D1週間それで滑り続けた。
 その4:100名以上の集団で夕食、おひつがいくつかある。飯に制限がある。隣のいかにも田舎育ち、1杯目、どんぶり飯をおかずにご飯、漬物で2杯目、3杯目でやっとおかずとご飯。おひつは空っぽ。このようにたくましいのが何人もいる。都会育ちは勝てない等々。
 工体連で活躍されている皆さんはあくまでも学問第一であり、強靭な精神力、弱い者をいたわる心を育てるためのスポーツです。先輩達もそのようにして、いま各方面で立派な社会人として活躍しています。皆さんに期待しています。

 
第26号 法友工体連会報4/4(2009年12月3日) 印刷 Eメール

第26号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.

各OB会通信

●法政工柔会 45周年福井大会
日時:2009年5月30日(土) PM6:00〜
場所:福井県芦原(あわら)温泉
 法政工柔会は、今年めでたく45周年を迎えることが出来ました。 25周年は九州大会、35周年は山口大会と5の付く年はOBが在住する地方で行なってまいりました。 今回は福井県在住の高田誠一先輩、田崎震太郎先輩にお世話なり開催することが出来ました。小人数ではありましたが、アットホームな感じで良かったと思います。 親戚・近所付き合いが衰退していく中、我々の様なOB会はこの先、発展し成長して行くと思っております。 法政工柔会は、義理と人情の合わせ技一本を目指しております。ちょっと古いかも知れませんが、さらに絆を深めるべく努力を続けてまいりますので、今後も法政工柔会をよろしくお願い致します。
(柔道部OB会長 佐藤光男 ’77)

「全国卒業生の集い 長崎大会」への参加のお誘い
 第17回目の法政大学全国卒業生の集いになります。異国情緒あふれる歴史とロマンの町、長崎へ行こうではありませんか。 長崎市中心部で出島やグラバー邸など独特な文化に触れたり、雲仙・島原に遠出して癒しと安らぎを体感するなど、ご夫婦、仲間あるいはおひとりでぶらっと行ってみるのには良い機会です。 長崎で大いに語らい、呑み、遊び、出来たら経験をこれからの生活の糧にしましょう。
●日  程
  10月16日(金) 記念ゴルフ大会 喜々津カントリークラブ
          ゴルフ表彰式及び歓迎セレモニー
  10月17日(土) 大会式典 記念講演会 懇親会
  10月18日(日) エクスカーション 長崎観光(自由参加)
●大会参加費      12000円
●問い合わせ先  法政大学校友連合会 03-3264-1831(代表)
●往復の交通費・宿泊費は個人負担となります。大会実行委員会でも
 プランを用意していますのでお問い合わせ下さい。

【工体連OBの集い】開催 ’09ホームカミングデー
◇日 時:2009年11月1日(日)(小金井祭は1日〜3日開催)
◇場 所:小金井キャンパス(場所は未定のため当日ご案内します)
◇内 容:13:00〜  講演会 
      ・「理工学部の現状について」八名 和夫理工学部長
      ・「Webコミュニケーションとセキュリティ技術について」
          金井 敦 理工学部 応用情報工学科教授
     15:00〜  小金井祭見学・キャンパス巡り
     16:00〜  懇親会 (会費:6000円)
◇今回のメインゲスト 卒後50年(59卒)・40年(69卒)・30年(79卒)
           卒後20年(89卒)・10年(99卒)
◇主催:法政大学工学部同窓会 ◇共催:法政大学工学部・理工学部
◇後援:法政大学」経営者懇談会 法政大学工体連OB会    
◇問い合わせ 法政大学工学部同窓会事務局内「‘09ホームカミングデー」実行委員会
       TEL&FAX:042-387-6385
       HP URL:http://133.25.196.100/

●ボクシング部OB会ゴルフコンペ開催in那須黒羽

  5月24日(日)栃木県那須黒羽ゴルフクラブにて、工体連ボクシング部OB会ゴルフコンペが開催されました。 メンバーは、ボクシング部部長渡辺先生といつものボクシング部OB6名に、今回初参加の大森先輩(86卒)、小出OB(96卒)に加え、工体連会長(剣道部OB菊池先輩、空手部OB金澤先輩、他女性1名をお招きし、合計12名に参加頂きました。 朝7:00飯田橋に集合し、バスにてまずは一次会を開催し、軽く腹ごしらえ(という名で飲み)。二次会が那須黒羽でゴルフ、帰り車中で表彰式を含む三次会と(という名でまた飲み)、大変盛り上がるゴルフ(飲み??)でした。 当日、午後から雷雨の予報でしたが、諸先輩方の日頃の姿勢が悪天候を吹き飛ばし、ほぼ晴れ(晴天とまではいきませんが。)の中、楽しくも緊張感のあるゴルフが行われました。 少しずつではございますがメンバーも増え、OB会内での交流と同時に他クラブとの交流も図ることが出来ました。 次回も是非楽しく執り行いたいと思います。他クラブ諸先輩方々の参加も大歓迎ですので、よろしくお願い致します。
 参加されたOB:
辻野会長(73卒)、中岡先輩(75卒)、千浜先輩(75卒)、久保先輩(75卒)、土居先輩(84卒)、大森先輩(86卒)、安立OB(92卒)、小出OB(96卒)
 結 果 優 勝:安立倫生
     準優勝:中岡雅璽
     3 位:土居通明
 (ボクシング部 安立倫生 ’92)

●サッカー部、小金井市シニアリーグ3連覇達成!
 40歳以上のサッカー部OBを主体としたシニアチームは、小金井市シニアリーグにおいてリーグ戦3年連続優勝という偉業を果たしました。 練習は一切なし、試合のみのチームですが、学生時代に培った法政魂を武器に戦い、毎年、優勝を目指しています。 私は昨年より参加させてもらい、年齢的に厳しいところがあるものの、何とか老骨に鞭を打ち、楽しんでいます。 参加し、最も驚いたことは、こんなにも元気なおじさん(?)が大勢いるのかということです。 皆さんに共通していることは、とにかくサッカーが大好き、それに健康であるということだと思います。動きの方は年相応で思うようになりませんが、気持ちだけは現役を継続しているように見えます。これからも無理をせず少しでも長くプレーが出来るよう日々の不摂生を少し改め、健康管理に努めて行きたいと考えています。 これからもOBチームはサッカーを生涯スポーツとして末永く愛し、OB同士の交流、健康増進に努めると共に、地域スポーツの普及、発展に少しでも寄与出来ればと考えています。
(サッカー部  伊藤 昇 ’73)
 

 
第26号 法友工体連会報3/4(2009年11月26日) 印刷 Eメール

第26号 法友工体連会報を4回に渡り,毎週火曜日に公開していきます.

現役通信 工体連新歓報告

 5月11日、18:30より毎年恒例の工体連新歓を行ないました。今までは、旧道場や旧体育館を使用していましたが、今年は食堂の半分を貸し切って行ないました。参加団体、参加人数は右表の通りです。
 学生生活課から課長の山根義雄様、主任の杉田治夫様、文化連合から委員長の望月久司様、技術連合から委員長の原橋典生様、4名の方々をお招き致しました。始めに、山根義雄様から来賓のご挨拶と乾杯の音頭をとって頂きました。
 工体連新歓のメインイベントは、毎年恒例のアームレスリングを行ない、〔第1位 iPod シャッフル〕、〔第2位 プロテイン〕、〔第3位 ゲーム〕の豪華景品をかけて、各団体の代表者による熱い戦いが繰り広げられました。優勝は4年連続で、水泳部の佐藤勲さんがダントツで勝ち取りました。
 最後は、これも恒例である校歌斉唱で締めくくられました。参加者全員で肩を組み、見事な合唱となりました。
 今回、OB会様からの御援助を発泡酒として各団体に配り、非常に喜んでいただき、例年よりも更に盛り上がりました。これも、OB会様からの御援助の御陰であると感じ、工体連役員一同、心より感謝の意を申し上げます。


小金井レポート(2)学生時代の酒処 『スタミナの城』のおばちゃん


 学生時代毎日のように行った店、かれこれ27年前になる。それが東小金井の線路際にある「スタミナの城」である。後輩時代、工体連の各部が集い、部によっては駅のホームから自己紹介や歌を歌っていた。何度自己紹介しても、「聞こえない~」との先輩の声に何度もやり直している懐かしい店である。余談ではあるが、こんな馬鹿げたことが、その人の羞恥心を捨てさせる人間形成になっていたのかもしれない。
 本部の仕事が終わると同期と二人で、「おばちゃん、ビール1本とグラス2つと秋刀魚の刺身とゴマ鯖の刺身頂戴」からスタートする。そっとおばさんが側に来て、「あんたら学生やから、刺身50円まけとくさかいに」と気持ち良く飲んだものだ。
 また、工学祭になると、おばちゃんが、各部の出店を回り「焼き鳥3人前頂戴」と両腕の袋にいっぱい各出店の商品を買い込んでいる姿を見た。「おばちゃん、どうしたん。もう、持てないでしょ。」「いや、私の店はあんたら学生さんが飲みに来てくれるから、成り立っているのやから。だから買わせてちょうだい。これはおばさんの気持ちやから。」
 社会人になってからも工体連の催し物があると、いつの間にか各部で2階は一杯になり、盛況と化しています。暫くすると大皿で焼き鳥の山盛りが運ばれてくる。「焼き鳥頼んでないよ」というと、少したっておばちゃんが、人指し指を口に当てながら「これはオバちゃんの気持ちやから、おじさんにだまっといて」と焼き鳥を置いてくれたものです。心暖まるオバちゃんの気持も頂いたものである。
 私は、このおばちゃん(西田セキヨさん)に、人としての生き方を教えて頂きました。人に対する恩返し、感謝の気持ちを。おばちゃんが、ガンになった際も、免疫療法のお医者さんを紹介したりしましたが、平成17年3月10日に他界されました。
 2008年法政大学の全国大会が愛媛に決まりました。私の祖先が高知県土佐藩郷士の出身ということもあり、1年前から行くことを決めていました。そんなある日、スタミナの城でおばちゃんの出身が愛媛であったことを思い出し、店にいる姪っ子さんにその場所の地図を書いてもらいました。おばちゃんの姉を訪ねるようにとのことでした。
 姪っ子さんに書いてもらった地図を頼りに訪ねると、お姉さんのご主人様が、お墓に連れて行ってくださいました。墓は、山の上の日当たりの良いところでした。お線香をたいて拝んでいると、おばちゃんのお兄さんが、話を聞きつけ、来られました。
 先の現役時代の話をすると、とても喜ばれ「こんな果ての田舎まで来てくれて、セキヨも喜んでおるわい。そうよな、面倒見のいい妹やったからなぁ。少し働きすぎで、早くいってしもうたが・・」再三家に上がるように言われましたが、法政大学全国大会があるゆえお断りし、写真を一緒に撮って後にしました。
 私は、何かおばちゃんに、やっと恩返しが出来たような、清々しい心を頂いてきました。僕らの心を暖めてくれた、西田セキヨおばちゃん、永遠にありがとう。息子さんが引き継いだ「スタミナの城」がある限り通いたいものです。焼き鳥を焼くおばちゃんの姿を目に浮かべながら。 
(ボクシング部 土居通明 ’84)


スキー部創部50周年  記念式典に参加して>

  ’61年卒 大瀬邦夫
 半世紀前の創部に拘った一人として感想を述べさせて頂く。2年前からこの式典の準備を進めて来た方々の労と熱意に後押しされ、「スキーが好きor好きだった」約200名近い参加者は十分に満足した時間を過ごさせて頂いた。
 チームワークのとれた役割分担、スマートな進行、特にイメージスキャナーを使って50年間の膨大な数の写真を取り入れ、編集された記録メディアを見て、若かりし時代にタイムスリップし、心熱くしたOB連中も多かったのではないだろうか。実行委員諸君の努力に心から拍手を送りたい。
 懇談をしていて、創部当時の事が思い出された。卒業の年
’61年にスキー愛好会を作ったが、発端は人数を集めれば安くなるのではと(昨今では常識だが)恐る恐る感触を探ると安く出来る事が判った。即大学に会の申請をしたが、実績のないクラブは直ちに認められないと、そこで以前からスキーに夢中な仲間で作っていた集団BLITZ(当時第二外国語として教科となった独語・・稲妻の意)を母体とし、愛好会にする為に急ぎ会則やら人事やらを文章化し、大学に認めてもらい、’61年3月約100名近い参加者を引き連れ、第1回スキー旅行を山形県蔵王温泉で開催。国鉄(現JR)の車両貸切り交渉から始め、全て手作り。今でも当時の参加者から苦情が出る程満足度の低いツアーであった。(遡れば’59年が部の出生年)初代は後輩との交流が殆んど無く、愛好会を作りっぱなしで以降交流が途絶えていたが、記念式典では温かく迎えて頂いた。その後の部の歴史には幾多の変遷があり、’09年は初めての女性主将と再生に弾みがついている様である。
 現役を側面から盛り立てるOB会、時代の変化にあわせ運営を工夫し、連帯感溢れる部に育てあげてくれた歴代幹部に感謝したい。これを機会に放蕩爺さんも邪魔にならぬ程度に顔を出し、見守って行きたい。現役の50代が中心となる時代はどんなOB会になっているのか楽しみである。

 
<< 開始 < 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 > 最後 >>

page 12 of 20
Webdesign by Webmedie.dk CMS Ny hjemmeside Webdesign